佐賀の歯なし

●来週結婚式があるから歯を何とかして欲しい
佐賀市内でこの経験がない歯科医はいないかも、と言ってもよいくらいエピソードには枚挙に暇がありません。何とか結婚式に間に合わせることができました後には、ぜひ余裕をもって歯の治療を受けてほしいと思います。

仮歯を入れたら“これで良かばい“と治療に見えなくなってしまう患者さんもいらっしゃいます。仮歯は樹脂でできていることが多く、長くつけているといつのまにか擦り減ってかみ合わせ全体に偏りができてしまったりします。
長年放置した後に“高さは良いですか？”っと聞かれても、良いかどうかわからないという場合もあります。
仮歯が入って、もうひと頑張り。最後まで治療がんばってください。

●農繁期は　歯の治療どころじゃ・・・
佐賀では農業や漁業を営んでいる方が多く、繁忙期では歯の治療どころではなくなってしまうことでしょう。しかし歯の治療はお家を建てる時と同じように、計画性のある工程がありますので、突貫工事ではやはり長持ちしません。
繁忙期が過ぎて一息つかれたら、早めに歯の治療を始めて下さい。
先生か、受付の人にいつまで来れるのか、治療のはじめころに伝えておくことも良い方法です。

●取り外しのはずの入れ歯が・・・
とくに取り外しタイプの部分入れ歯は、外すのが面倒な時があります。ついつい入れたまま歯みがき、そして入れたまま・・・という方が時々いらっしゃいいます。しかし、入れ歯は樹脂でできている部分がありますので、清潔にしておかないと細菌が付着しやすくなります。細菌が増えすぎると肺や心臓の病気になりやすいこともわかっています。面倒ですが、取り外しのものは外してからきれいにして下さいね。

●予約時間？　「よかろ～」
歯科医院には予約制の医院と予約制でない医院があります。予約制の医院を受診している場合は予約時間での受診がお勧めです。ただ、歯の痛みは突然おとずれるもので、歯科医も重々承知しています。予約時間でなくても何とかしてあげようと思って頑張ります。しかし歯科医も生身の人間です。血圧があがってしまいます。どうか突然の痛みに襲われる前に、余裕をもって治療を受けてくださいね。　

●ホームデンティストは理想的です。しかし、時には・・・
家族みんなで診てもらっている歯科医をホームデンティストと言います。ホームデンティストをもっていることは理想的と言われていて、佐賀ではたくさんいらっしゃいます。ところで・・・運動会のシーズンや風邪が流行っている季節等々、家族全員え予約して、家族全員で予約キャンセルということも・・・歯科医院は突然フリーズ状態・・・スタッフ全員しばしの臨時休憩というわけです。おもしろい地域性といえるかもしれません。ともあれ、風邪が流行する季節は健康第一。鼻と口は身体の中でも冷たいパーツですので風邪のウィルスが真っ先に付着して風邪が始まります。むし歯予防をかねて風邪予防・・・”はみがきのススメ”です。

●矯正器具が外れやすいバレンタインデー
矯正をしている患者さんはご注意を！バレンタインデーには矯正器具が外れてしまって来院される患者さんが多くなります。食べた後のチョコレートの磨き残しもわすれないようにお願いしますね。

●早朝より待っていらっしゃる患者さん
歯の治療は、歯科衛生士さんなどのスタッフがいないと、歯科医一人で治療を進めるのが難しいことがよくあります。特別な場合もありますが、通常では９時始まりの場合は９時ころ歯科医院のエンジンが全開となります。早朝に見える患者さん方はしばしお待ちくださいね。とくに寒い季節には風邪ひかないようにご注意下さい。

●雨のふっとっけん　⇒　治療に行こう　VS   やめとこう　
自転車王国佐賀では自転車で通院される方が多く、他県の及ぶところではないでしょう。果たして歯科治療もまた天気に左右されやすい・・・特殊な県民性と言えるでしょう。ところで、雨が降ってくると、やる気が失せてなんとなく歯科治療にも行きたくなくなる気持ち、わかります。しかし、昔とったきねづかということでしょうか、雨ニモマケズ自転車で来院なさる患者さんの方がたくさんいらっしゃるようです。くれぐれも雨の日の運転はよく気をつけて下さいね。

●海苔業を営んでいる患者さん　予約時間のウラにあるものは・・・
海苔を営んでいる方は潮の干満に合せて、都合のつきやすい時間帯が少しづつずれるそうで、歯の治療もこれにあわせて進めていったりしますと川副町のある先生から話を聞きました。実に面白い地域性です。この特殊性をわかってくれるかかりつけ先生とのお付き合い、ぜひ大切にしてください。